[2020.03.11] 【談話】東日本大震災津波から9年を迎えて
忌まわしいあの日から9年が経ちました。本当に多くの尊い命が失われ、日常が破壊されました。それぞれのやり場のない怒りや深い悲しみは、9年という歳月が経とうとも、とても言葉にはできないほど途方もないものであり、決して薄れることはありません。
改めまして、東日本大震災津波で犠牲となられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、愛する御家族や大切な御友人を失われた方々、そして、被災された全ての方々に心より御見舞いを申し上げます。
自然災害は避けることはできません。いつでも突然やって来るものです。しかし、我々はこの震災から多くのことを学びました。「津波てんでんこ」という言葉の重みを改めて感じました。多くの震災遺構もその凄まじさを鮮明に伝えております。
命を守る。そのために何ができるかを、一人ひとりが考え具体的に行動していくことが、いま求められております。また、この東日本大震災津波の事実、そして復興の姿をしっかりと「語り継いでいくこと」も大切です。
多くの方々の御尽力により「街」もだいぶかたちを整えてきました。しかし、まだ道半ばです。復興を新たな産業や雇用、さらに観光へと繋げていかなければならない重要な時期に差し掛かっています。
巨大台風災害や新型コロナウィルスなど、依然として私達は日々多くの脅威と闘っております。そうした中で、東日本大震災津波で学び得た「教訓」を胸に刻み、国民の「いのち」と「暮らし」を守るため、引き続き全力で取り組んで参ります。
令和2年3月11日
衆議院議員 小沢一郎